続続・その後の仁義なき糖質制限

今年の1月10日に糖質制限をはじめて、もう半年以上が過ぎている。
前回ブログをアップしてからも3ヶ月くらいの時間が経つ。

これまででいちばん体重が減った時期は59キロ。ほとんど58キロに手が届きそうなくらいだったが、その後仕事の場所も変わり、ランチタイムは普通にホカ弁とか定食屋さんとか、ごく普通のランチを取らざるを得ないようになった。
そのためか、ここ1ヶ月くらいで少し体重が増え、今日の朝は61.3キロだった。

といっても全然問題はなく、数日糖質を摂らないでおけば元通りの59キロ前後になることは分かっている。
自分の体重をいつでもコントロールできることは確信できているのでなんの問題もないと思っている。

この糖質制限をはじめてから思うのは、僕たちを取り巻く普通の食生活というものには必ず主食があり、毎日大量の糖質を摂取するという環境しかないということだ。
これじゃみんな年を取って基礎代謝が落ちると同時に太りはじめるのは仕方ないことなのかなと思う。
そういった環境の仕組みをなんとかしないと、肥満は抑制できずいつまでも中年を過ぎた人達は成人病だ、糖尿病だと恐れていなければならない。
もう少し糖質制限に関するエビデンスが出て、完全に認められる日が早く来たらいいなと思っている。

それにしてもいまだにいろんな種類のダイエット方法が世間にはあって、どう考えてもこれじゃ太るだろうと思うようなダイエット方が話題になったりしている。
例えば、もうだいぶ前になるけど、柏原ゆきよさんって方の書いた「お腹からやせる食べかた」という本がテレビなんかでも取り上げられて、ベストセラーになっていたらしい。
僕はあまりテレビを見ないので現在はどうなっているのかよくわからないけど、これなんて詐欺みたいなものかな、と思う。
糖質制限の安全性に関しては、まだ完全なエビデンスがないのでなんとも言えないけれど、ヒトが太るという仕組みに関してはほとんど理由が分かっていると思われるのに、この方はそれに真っ向から反対している。
怖いもの見たさで買って読んでみたけど、最後まで読むのが馬鹿馬鹿しくなるほど、なんというか嘘ばっか、という感じ。
結局途中で読むのをやめてしまった。
正直、内容も薄いし根拠のない決めつけが多いし、読む価値はゼロです。くだらない。

「特に、医療業界や栄養のプロにとっては世界一のダイエット食品であることが常識である、お腹やせスーパー栄養食材の「お米」を中心とした食事にすると、体温が上がり、絶えず脂肪が燃焼する体質に短期間で変わることができます」

前書きに太字で書かれているこれなんてどこに根拠があるのでしょう?
これで運動も必要ないって書いてるけど、絶えず脂肪が燃焼する前に、これじゃ絶えず脂肪が蓄積されるんじゃないの?
真っ赤な嘘でしょ?っていうこんな文章が延々と続く感じです。
実践した人は100%結果がでているだの、それこそエビデンスのない思い込み、感情論がちりばめられた本書。
反面教師として参考にさせていただきます。

この方は、「大戸屋」の食育アドバイザーとかいうのをやっているというのを聞いて、今後大戸屋では食事するのをやめようと思いました。

ダイエットに関してはまた書きます。

お腹からやせる食べかた
リエーター情報なし
講談社