いとうせいこうさん 久々の新刊 「想像ラジオ」 Kindle版も発売されたけど・・・

いとうせいこうさんの作品はリアルタイムに読んだ「ノーライフキング」以来になります。
本書に関しては、アマゾンのレビュアーさんたちがほぼ絶賛されている通り、少しでも興味を持った方は今すぐに読むべき物語ではないかという印象を持ちました。
内容に関しては、読んだ方それぞれの環境や想いの違いで様々に読み取れると思います。

気になったのは本書の内容ではなくてKindle版の発売ですが、どうして同時に発売しないのでしょう？
電子書籍がもっとシェアを増やすまで今後も何度も同じようなことを考えるのでしょうけど、できたら書籍と電子書籍の同時発売を望みます。
書籍より若干安い上に、持って歩くには圧倒的にKindle版の方が便利です。
特に上下分冊のものや、厚く重い本はできたら発売日にKindle版で購入したいと考えているのは筆者だけではないと思います。

本の流通に関してはよくわからないので仕方がないことなのかもしれませんが、これらのことは電子書籍の普及に関してすごく重要ですよね。
関係ないですが「ノーライフキング」のKindle版も出たようなので、購入して読み返してみようと思います。

発売日あたりは、新宿の紀伊國屋でえっ！（失礼）というくらいの山積みでした。
そこまで売れているのかな？実際はどうなんだろう。
こういった本が売れないのならば、小説というようなものに未来はないのかなとも思います。

	想像ラジオ
	クリエーター情報なし
	河出書房新社