IMAXで「トゥモローランド」を観た。

観よう観ようと思っていた「トゥモローランド」をやっと観た。

もう上映期間も終わりがけで、土曜日にもかかわらずIMAXは1日1回のみの上映。
観客も少なくて、今日も前から4番目のほぼ真ん中の席だったのだけどその列は僕のみで、他の客も広い場内にチラホラという感じ。
う~これは、とちょっと映画の内容が心配になった。

映画はというと最初に感じたとおりで、初盤のワクワク感はあっという間に消え、それからのストーリーの間延びした感じが退屈だった。
終盤の盛り上がりもそれほどではなく、なんとなく終わりを迎えた感じ。

なんというか、映画を面白くしようというのはわかるのだけど、アイデアがそこいら中に散乱しているようで、面白い映画はそれらが渾然一体になって意味を持ちながら終盤に向かって疾走していくと思うのだけど、この作品はアイデアがバラバラに存在したまま、という感じといえばおわかりでしょうか?
ジョージ・クルーニーとアンドロイドの少女の恋のこととか、地球環境に関することとか、ロケットに憧れるちょっとオタクな少女の成長物語?とかその他全部が独立していて混ざり合ってないような印象。
予告編を観て感じたワクワク感はほんとうにあっという間に消えました。残念・・・
それと、例えばピンバッジが見せる未来に関して個人が体験する制限とか、どうしても辻褄の合わない点もいくつか見られるのは仕方ないけど。
ちょっと萎える部分ではあります。

好きな映画はずっと何年経っても憶えているけど、この映画は数年経つと観たことを忘れそうだなって思いました。
特筆すべき、というほどではないけど、アンドロイドの少女アテナ(ラフィー・キャシディ)の可愛らしさと色っぽさ?大人びた感じが印象的です。
こういう映画だからこそ3Dだったらもっと楽しかったかも。
自宅でブルーレイで十分な気がします。
残念な映画でした。


映画『トゥモローランド』最新映像