カフカ全集 新潮社版全6巻 昭和28年初版 買ったのはいいけど・・・

最近カフカの作品をまとめて読みたいなと思ったので、全集がでてないかなとヤフオクで検索。

そこで見つけたのが、新潮社版カフカ全集 全6巻。
2,000円で出ていたので、そのまま2,000円を入札。
そしたら2,000円で落札されてしまった。

入金するとその翌々日の今日届いた。
それがこれ。


状態はあまりよくないと聞いていたが、まず第3巻には外箱がつかない。
そして、しみとか汚れが全体にあって、第6巻には多少書き込みがあるとのこと。
そのあたりは値段を考えたら問題ないので普通に入札した。

それが今日届いたら、予想していたとはいえ、この本のカバーの状態はすごく悪かった。ビニールのカバーなのかな?これが経年劣化だと思うが、もうパリパリになっていて、箱から出すと、破片が散らばるようにパラパラと際限なく舞い落ちる。


外箱も相当に草臥れていて、これはもういいかなと、カバーと箱は捨てることにする。

この全集を買った目的は、手軽にカフカの全?作品を読むことなので、そのあたりはまあ、いいかっていうところでしょうか。

そして第1巻の奥付を見ると、昭和28年の発刊だった。
なんと筆者の生まれる前であった。
筆者の生まれる5年前にこの本が発売されたと思うと、感慨深いものがある。
そりゃ、カバーもぼろぼろになるだろうな・・・

中を見てみると、やっぱり大昔の印刷方法で、活版印刷というのかよくわからないが、現在のデジタルでの出版と違っていて、活字を拾って、それをまとめて印刷したような感じ。
正直読みにくいような感じ。
これは仕方ないけどね。
落札金額と状態を考えれば、こんなものでしょう。

これからしばらくはカフカ作品をずっと読んでいこうと思っている。
ただ、アマゾンのKindleでも無料でカフカ作品があるようだ。
どちらかというと、Kindleの方が読みやすいかなと思う今日この頃。

今回は書籍で読む、というところに意義があるような気がする。